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「血液ガスの理解」まとめ

各章のまとめ

呼吸療法認定士を目指しているけど、血液ガスが苦手で勉強が進まないなぁ。

合格した人はどうやって勉強していたのかな?わかりやすくポイントをまとめてほしいです。

この記事はこういった人におすすめです。

この記事を書いている私は、第26回呼吸療法認定士認定試験に一発合格した看護師です。

私が実際に勉強して、思ったことや感想なども入れながら、読んでくれている方にできるだけわかりやすく第4章「血液ガスの理解」のまとめを紹介していきたいと思います。

少しでもこれから受験する方の参考になれば嬉しいです。それではどうぞ。

血液ガスの理解

私は血液ガスについてあまり理解できておらずとても苦手でした。試験勉強をしたことで確実に知識が深まりました。勉強していくうちに必ず理解できますので一緒に頑張りましょう。

血液ガスの正常範囲

PH:7.40±0.05

PaO₂(動脈血酸素分圧):80mmHg

PaCO₂(動脈血二酸化炭素分圧):40±5mmHg

HCO₃⁻(重炭酸イオン):22~26mEq/L

PvO₂(混合静脈血酸素分圧):40mmHg

PvCO₂(混合静脈血二酸化炭素分圧):45mmHg

PH

・7.35以下の酸性になった状態:アシデミア

・7.45以上のアルカリ性になった状態:アルカレミア

PaCO₂

・PaCO₂>45mmHg:呼吸性アシドーシス

・PaCO₂<35mmHg:呼吸性アルカローシス

HCO₃⁻

・HCO₃⁻<22mEq/L:代謝性アシドーシス

・HCO₃⁻>26mEq/L:代謝性アルカローシス

血液ガス測定の技術的な注意点

・PaO₂、PaCO₂、PHは同時測定する

・採血後、時間がたってからの検体測定は避ける。

 ⇒時間が経過すると、PaO₂:低下する・PCO₂:上昇する・PH:低下する。

これはよく問題に出題されるので、覚えておきましょう。

ガス交換障害を判断する指標

A-aDO₂(肺胞気動脈血酸素分圧較差)

漢字ばっかりでどういうこと・・・と思うかもしれませんが、つまり肺胞気酸素分圧(PAO₂)と動脈血酸素分圧(PaO₂)の差ということ。

・A-aDO₂の正常値:5~15mmHg

・ガス交換障害⇒A-aDO₂:20mmHg以上

・A-aDO₂は、低酸素性呼吸不全すなわちⅠ型呼吸不全の指標。

・A-aDO₂の開大は低酸素血症(PaO₂の低下)が原因。

・肺胞低換気のみでは、A-aDO₂は正常範囲に維持される。

・A-aDO₂は年齢・性差の影響を受ける。

A-aDO₂の計算式

下記のチェックポイントを頭に入れましょう!

PaO₂:動脈血酸素分圧

PAO₂:肺胞気酸素分圧

PIO₂:吸入気酸素分圧

FIO₂:吸入中酸素濃度

①まず、PAO₂を求める


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